ザジとタモリとアンナ・カリーナ
- 2012.04.02 Monday
- 20:30
ツイッターをのぞいていると、時々素敵な情報を得られることがあります。
今回は、先日のゴルゴのマッチがご縁でお友達(私のブログに共鳴してくれて且つ優しい方を勝手にお友達と呼ばせていただきます)になった、濱マツコさんのツイートに素敵な映画の情報がつぶやかれていたのです。
それは、「喜劇役者たち 九八とゲイブル」。ツイートに添付された画像を見ると、ひそかにお慕い申しているタモさんが眼帯姿で映っているではありませんか!それで、素直に「見たい!!!」と反応したところ、濱マツコさんはなんと、その映画を見せてくれたのです!
ざっくりとしたストーリー
売れない役者であるキンキン(愛川欣也)はストリッパーのマネージャーとして、とある小屋へやってきました。そこで、タモさん扮する“根っからのコメディアン”と出会い、その、突拍子もない行動ばかりするタモさんに惚れ込んで、キンキンは「二人でコンビを組もう!」とタモさんに提案するのである。晴れてコンビを組むことになった二人のステージは、毎回どっかんどっかんと笑いをとることができる。それというのも、タモさんの予測できない芸によるものが大きいのだが、、、ある日そんな二人を見初めたテレビ界の有名プロデューサーが「テレビに出ないか?」とやってくる。ところが、一方で、タモさんは実は精神病を患っており、精神病院から抜け出してきたことがキンキンの耳に入るのである。今まで、面白いやつだと思っていたのが、すべて病気によるものだという風に映り出し、ちょっとだけキンキンは戸惑うのであった。。なんやかんやで結局テレビに出ることができないのだが、キンキンはテレビのプロデューサーが、自分ではなくタモさんの才能を欲しがっていると知り、コメディアンをあきらめて恋人のお店を継ぐことを一旦は決心するのだが、やはり、夢を捨てきれず・・・タモさんとまたコンビを組む決心をする。しかし、タモさんを病院へ連れ戻そうと、精神病院の医院長が警察を引き連れて捕まえにきてしまう。キンキンとタモさんは逃げ惑うのだが、最後にトラックに飛び乗って、逃げ切ったと思ったら、そのトラックは精神病院へ入っていく、というオチのドタバタ劇
まず、見所は、タモさんの芸!「TAMORI」のCDを持っているのですが、聞くだけでも笑えるのに、映像で4カ国マージャンや、ラジオの北京語放送、アシカの真似などを見ることができて、最後のあたりの「君が代」の替え歌には声を出して笑ってしまいました。赤塚不二夫さんや黒柳徹子さんらが絶賛した芸を見られるのです☆
後半の精神病院の医院長や警察から逃げ惑う場面は、まるでフランス映画を見ているよう。「地下鉄のザジ」を思い出し、
見ていてトキメイてしまいました。
それから、キンキンの恋人役で出ていた女優の佐藤オリエさんが、アンナ・カリーナにそっくりで、見入ってしまう。
あなたにとってもっともフランスを感じる日本映画は?と聞かれたら、これからは「喜劇役者 九八とゲイブル」と
答えることになりそうです。
これもキーなんですが、タモさんが「苦楽芸振」と書いて「クラーク・ゲイブル」、キンキンが「芸利九八」と書いて「ゲーリー・クーパー」。井上ひさしさんの「喜劇役者たち」が原作で、脚本は田坂啓、瀬川昌治さんだそうですが、タモさんもかなり脚本・演出に関わってのではないのかな?と感じてしまいました。
あき竹城さんの脱ぎっぷりも大胆で、すごい。
でも、今のご時世ではいろいろ問題になりそうなところが多すぎて、DVD化は難しそう・・・。
地下鉄のザジ好き、タモリ好き、アンナ・カリーナ好きにお勧めの映画です!是非見てみてね(なんとかして)。
レモン糖度 90
濱マツコさんのブログで、ゴルゴマッチと、「レモン糖の日々」をご紹介いただきました→「ろくでもない思いつき」
今回は、先日のゴルゴのマッチがご縁でお友達(私のブログに共鳴してくれて且つ優しい方を勝手にお友達と呼ばせていただきます)になった、濱マツコさんのツイートに素敵な映画の情報がつぶやかれていたのです。
それは、「喜劇役者たち 九八とゲイブル」。ツイートに添付された画像を見ると、ひそかにお慕い申しているタモさんが眼帯姿で映っているではありませんか!それで、素直に「見たい!!!」と反応したところ、濱マツコさんはなんと、その映画を見せてくれたのです!
ざっくりとしたストーリー
売れない役者であるキンキン(愛川欣也)はストリッパーのマネージャーとして、とある小屋へやってきました。そこで、タモさん扮する“根っからのコメディアン”と出会い、その、突拍子もない行動ばかりするタモさんに惚れ込んで、キンキンは「二人でコンビを組もう!」とタモさんに提案するのである。晴れてコンビを組むことになった二人のステージは、毎回どっかんどっかんと笑いをとることができる。それというのも、タモさんの予測できない芸によるものが大きいのだが、、、ある日そんな二人を見初めたテレビ界の有名プロデューサーが「テレビに出ないか?」とやってくる。ところが、一方で、タモさんは実は精神病を患っており、精神病院から抜け出してきたことがキンキンの耳に入るのである。今まで、面白いやつだと思っていたのが、すべて病気によるものだという風に映り出し、ちょっとだけキンキンは戸惑うのであった。。なんやかんやで結局テレビに出ることができないのだが、キンキンはテレビのプロデューサーが、自分ではなくタモさんの才能を欲しがっていると知り、コメディアンをあきらめて恋人のお店を継ぐことを一旦は決心するのだが、やはり、夢を捨てきれず・・・タモさんとまたコンビを組む決心をする。しかし、タモさんを病院へ連れ戻そうと、精神病院の医院長が警察を引き連れて捕まえにきてしまう。キンキンとタモさんは逃げ惑うのだが、最後にトラックに飛び乗って、逃げ切ったと思ったら、そのトラックは精神病院へ入っていく、というオチのドタバタ劇
まず、見所は、タモさんの芸!「TAMORI」のCDを持っているのですが、聞くだけでも笑えるのに、映像で4カ国マージャンや、ラジオの北京語放送、アシカの真似などを見ることができて、最後のあたりの「君が代」の替え歌には声を出して笑ってしまいました。赤塚不二夫さんや黒柳徹子さんらが絶賛した芸を見られるのです☆
後半の精神病院の医院長や警察から逃げ惑う場面は、まるでフランス映画を見ているよう。「地下鉄のザジ」を思い出し、
見ていてトキメイてしまいました。
それから、キンキンの恋人役で出ていた女優の佐藤オリエさんが、アンナ・カリーナにそっくりで、見入ってしまう。
あなたにとってもっともフランスを感じる日本映画は?と聞かれたら、これからは「喜劇役者 九八とゲイブル」と
答えることになりそうです。
これもキーなんですが、タモさんが「苦楽芸振」と書いて「クラーク・ゲイブル」、キンキンが「芸利九八」と書いて「ゲーリー・クーパー」。井上ひさしさんの「喜劇役者たち」が原作で、脚本は田坂啓、瀬川昌治さんだそうですが、タモさんもかなり脚本・演出に関わってのではないのかな?と感じてしまいました。
あき竹城さんの脱ぎっぷりも大胆で、すごい。
でも、今のご時世ではいろいろ問題になりそうなところが多すぎて、DVD化は難しそう・・・。
地下鉄のザジ好き、タモリ好き、アンナ・カリーナ好きにお勧めの映画です!是非見てみてね(なんとかして)。
レモン糖度 90
濱マツコさんのブログで、ゴルゴマッチと、「レモン糖の日々」をご紹介いただきました→「ろくでもない思いつき」
評価:
タモリ Sony Music Direct ¥ 4,590 (2007-12-19) コメント:タモさんの才能を改めて堪能してほしい。可笑しくて、可笑しくて、声を出して笑ってしまいます。すごい大人がいたんだなあ。とにかくいろいろのお笑いの元祖だと思われます。 |
評価:
--- 松竹 --- (1983-08-16) コメント:地下鉄のザジとタモリが好きなら必見!もっともフランスを感じる日本映画です。アンナ・カリーナ似の佐藤オリエさんも見られます。 |