NEMUNOKI 作品集
- 2012.10.30 Tuesday
- 12:10
ねむの木学園の作品集はたくさん出ている。
おそらく、そのすべてを持っているのだが 、どれか一冊、おすすめはある?と聞かれたら、
迷わずこの1冊をおすすめしてしまう。
それは、フランスでねむの木学園の展覧会が行われた時の作品集
「NEMUNOKI INSTITUT JAPONAIS POUR ENFANTS HANDICAPES」1987年12月16日発行
19㎝弱×19㎝弱、厚さ1㎝というコンパクトサイズで、
なかだよしえちゃんの「まり子」のカバーが目を引くハードタイプの作品集。
数ある作品集の中で、もっともお洒落な雰囲気を感じてしまう1冊でもある。
この作品集が他の作品集と違うのは、作者の顔写真が掲載されているところ。どの子がどんな絵を描くのか、
まり子さん著書のねむの木学園の本を読んで興味を持った私には、とてもありがたいのだ。
さらに、何歳の頃に描いた絵なのかもわかるようになっている。成長と共に変化していく絵・・・
展覧会などで、これは何歳の時に描かれたものだろう?と気になることが度々あるので、すごく興味深い。
一度読んだ本を、この作品集と照らし合わせながら読み返すと、子どもたちの顔や作品とエピソードが結びつき、
より鮮明に心に残るのだ。
巻末にも白黒だが、子どもたちとまり子さんの写真が数枚掲載されているのも魅力。
そんなわけで、私はこの1冊をフェイバリットとしてあげたいな。
レモン糖度 100
上記は、まだねむの木学園で販売されているのを確認した(2012年10月現在)のでご紹介。
もう販売はされていないが、古本屋などで見かけたら是非手に取っていただきたいのは、こちらのシリーズ。
一番最初に出版された作品集である。
こちらも、作者の顔写真とエピソードも同時掲載でほんとうに素晴らしい内容。たくさん重版されているので、
表紙の色は手元には4色ある(もしかしたら他にも色はあるかもしれない)が、内容は3種類だと思う。
子どもたちの名前の漢字を知ることができるし、つとむさんがまだまり子さんの戸籍に入る前の名前だったりする。
コアなファンにはたまらない作品集になっている。
「画集 ねむの木の詩 第1集 はじめての画集」昭和52年7月30日初版(青/白)
「画集 ねむの木の詩 第2集 子どものまり子へのお話」昭和54年2月7日初版(赤)
「画集 ねむの木の詩 第3集 虹をかけるこどもたち」昭和56年3月21日初版(黄)
まり子さんのサインも昔はイラスト入りで、イラストもいくつか種類があり、そういう楽しみもあるので、
同じ本でも安く見つけるとつい買ってしまう。
挟んであった当時の包装紙は「お花のワルツ」やすこちゃん。
P.S.
美術展が開催される度に発行される作品集も、新しく仲間になった子どもたちや、
古くからいる子どもたちの新しい作品と出合えるので、楽しい。作品のタイトルはまり子さんがつけているのか、
同じ作品でも作品集によってタイトルが違うこともあって、それもなかなか面白い。
としみつさんの子どもの頃のセンスはダントツで、つとむさんの最近の作品の物語性には毎回グッと惹きつけられる。
絵を見ただけで、どの子の作品かわかってくると、展覧会も数段に面白い。
ねむの木学園の画集をすべてお持ちということで、うらやましいです。
ひとつお尋ねしたいことがあるのですが、むらまつきよみさんの「妖精のいる森」という絵が、どの画集に入っているかご存知でしょうか? 前に個展で見て、すごくきれいだったので欲しいのですが、どの画集に入っているか分からないんです。 ねむの木の画集は本屋さんにも置いてないし、図書館にもないので、調べることがむづかしいです。
もし教えていただけたら嬉しいです。
こんにちは。はじめまして。
大変恐縮ですが、育児で多忙につき調べられません。ねむの木学園にお尋ねになってはいかがでしょうか?
お役に立てずすみません。
お手数をおかけしました。
分かりました。
もうっちょとがんばって調べてみたいと思います。(ねむの木には問い合わせてみたのですが、よく分からなかったです)
来年はねむの子学園50周年なので、大増量スペシャル画集みたいのを作ってほしいです☆