純喫茶ナポリ
- 2014.02.06 Thursday
- 09:35
車の窓からちらりと見えた「純喫茶」の文字。「うわ!すごい、お願い、どうしても入りたい」
またしても私のわがままなお願いだった。しかし、一緒に外観を見た主人もうなってしまうほど、
わざわざ迂回して戻って来て良かったと思える喫茶店だった。・・・出合ってしまった!
外観が素敵すぎて、中から外の様子がわからないことも手伝って、夢中でシャッターをきり、
なかなか中に入ることが出来なかった。そして、絶対中も素敵に違いないと確信をもって扉を開いた。
こぢんまりとした店内は、店主の美意識がちりばめられていて、ひといきに私を別世界へと連れていってくれた。
しばらくすると奥から白いベレー帽をお召しになった店主が登場。まさに、このお城にふさわしい
お洒落な女性の店主だった。
店内に入ってから、私は鳥肌がたったまま。期待をうらぎらない店主の登場により、その鳥肌の収まりどころがなく・・
結局おいしいカフェオレを半分くらい飲んでしまっても、鳥肌はたったままだった。
喫茶店に入っていきなり「写真を撮らせてください」というのはマナー違反だと思っている。
それでも、こちらのお店では禁をおかして撮らせていただいた。最初は不思議そうにしていらっしゃった店主も、
私のこの興奮が伝わって、理解を示してくださったように感じた。
天井はアアルトの花瓶のような曲線のくぼみに照明。赤いベルベットの椅子のカバー。
カウンター後ろには、ミスマッチのようにも思えるが圧巻の通行手形みやげの群。
奇麗に磨かれたカップの片隅にアンクルトリス。オレンジと白の丸椅子。窓にはちょこんちょこんと民芸品・・・
私の秘密の場所・・・どういう距離感で常連になったらいいのか迷ってしまうけれど、私の大切な喫茶店・・・
そんな風に思った。
喫茶ナポリの入ったビルの雰囲気もほんのちょっとアングラテイストで好み。
そのひっそりとした存在感や何から何まで好みで、岐阜で一番好きな喫茶店、そう言ってしまおうと思う。
大垣は水の町と言われていて、酒屋さんがとても多い。お水が美味しいからだろう。
お水が美味しいということはコーヒーも美味しい・・だから、喫茶店もすごく多いのだと思う。
ナポリという店名の由来は水の都からとったそう。数多い喫茶店の中で際立つ存在感だった。
ああ、今日まで生きてて良かった。。大げさじゃなくて。
店内のお写真はあえてアップせず。入店してのお楽しみ☆
レモン糖度 99
8時頃〜16時頃まで 日休
岐阜県大垣市南高橋町2−8
岐阜は遠くて、なかなか行けないし‥
生殺しです〜笑。
すみません〜!笑