五月の話

  • 2012.08.30 Thursday
  • 21:05

目に留まったのは数年前。こんど行こう、と思いながら、通り過ぎる日々。
そして、いつの間にか、あそこってこの辺りだったと思うんだけど、どこだっけ?と思うようになり、
もうなくなっちゃったのかな?と最近は思っていました。

この日は、先日気になった喫茶店に行こうとしている道中に、そのなくなったと思っていた喫茶店が
目に飛び込んできたので、急遽寄ってみることにしたのです。

木の扉に気持ちがときめく。

五月3

入店するとおばあさんが二人。見慣れないお客に少しだけ驚いたご様子でしたが、すぐに受け入れてくださいました。

珈琲を注文し、マッチの有無について尋ねると、「たしかこないだ1つ見つけたよ」と、
お店の奥へと探しに行ってくださいました。
いただいたマッチは、ボロボロでしたが、デザインを知ることができて満足。

五月

壁にかけてある龍の絵は5年くらい前にご主人が描かれたそうで、描いているときにお客様がいらして、
そのまま足を描かずに完成にしてしまったところ、辰年の今年、ご主人は足をなくして亡くなられてしまったそうです。。

五月2

それから、15年間飼っていた猫は、「ロン」という名前だったそうですが、「ロン」は中国語で「龍」を表すと、
最近になって知って驚いた話をしてくださいました。
だからなんだか龍に縁があるような気がする・・とおっしゃっていました。
そこで、「私も辰年なので、龍はちょっと気になります」とお伝えすると、
「何月生まれ?四月?卯辰の女は縁起がいいんだよ、そうか、卯辰の女が飛び込んで来たわけだ」と、
とっても喜んでくださいました。

五月5

どうして「五月(さつき)」という名前にしたのですか?と尋ねたところ、
「うちの兄弟はみんな“月”という字が名前に入っていてね、私は四女だから“月代”なの」
「もしかして、4人兄弟で、5番目にこのお店ということで“五月”なんですか?」
「そうなの」

来年の4月1日で創業49年。50年までやりたいけれど、今80歳だから無理かもね・・・と寂しいことをおっしゃっていました。
この日もう一人いらした方は同級生だそうで、ほんの少し3人でお話できたのが、私はとっても嬉しかったな。

五月4

龍とか月とか、ひとはいろいろな思いが詰まってできているんだな・・・と、想像を超えたお話に出会うと、
レモン糖の日々に記したくなってしまいます。


レモン糖度 五月でのおしゃべり 75

純喫茶ペット

  • 2012.08.23 Thursday
  • 15:44
「今度行こう」をそのままにする悪い癖を少しずつあらためています。
ずいぶん前に見つけてそのままにしていた「伯爵」「pon」に行き、休憩中にグーグルの地図を眺めていたのです。
すると、歩いてすぐのところに「珈琲ペット」という喫茶店なのか、珈琲グッズを売るお店なのかが
あるようだったので、行ってみることに。

外観を見ただけで、ここは、今日の一番好みの喫茶店かもしれない…そんな予感がしました。


ペット9

入店してみると、宮本信子さんをさらに美しくしたようなママさんがおひとりで切り盛り。清潔感のある店内と、
こだわった内装、モダンな空気を感じ取りました。私は、霊感や直感が働く方では全くないのですが、
たまーに、喫茶店の「良い気」を感じることがあります。こちらの喫茶店は久しぶりにその感じがしたのです。

ペット

ペット2

ペット3

ペット4

うかがってみると、創業50年だそう。
50年前にこの内装!相当モダンだったことでしょう。当時はいろんな人がお店を見にきたというのも頷けます。

ペット5

ペット6

ペット11

ちょうど氷屋さんが来ていたのですが、その業者さんとも50年のお付き合いだとか。
当時から氷にはこだわって、ブロックの氷をアイスピックで割ってお客様に提供しているそうです。

マッチのデザインについて伺うと、「かわいかったんだけどね、もう作るのをやめてしまってないのよ。」
うーん、残念。最後にオリジナルのマグカップを写真に撮らせていただきました。

ペット7

レジスターも50年選手!

ペット8

撮ったお写真をその場で見ていただいたら、「とっても素敵に撮れてる!」って喜んでいただけました(照)
そしてそして、「あなたに会えてうれしいわ!」とおっしゃって、なんとオリジナルのカップ&ソーサーを
プレゼントしてくださったのです!!こんなことって、こんなことって、初めて!
気づいたら久しぶりに軽くジャンプしていました。
「またきてね」、というおことばに、今度御礼をお持ちしよう・・・と心に誓いました。

ペット10  ペット11


レモン糖度 純喫茶ペット 86

7時30〜17時 土日祝休


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お店のすぐ近くにある建物がとっても素敵でした。こちらは、アパートや団地ではなく、全て個人の一軒家とのこと。
つまり、5軒長屋のお洒落版?長屋って大家さんがいるのかな?だとしたら、大家さんはいないので違うけれど。
住んでいないおうちもあるようですが、50年以上前の建物ではないか?とペットのママさんに教えていただきました。



1985年にオープンしたと思われる銭湯。


レトロモダン建築好きにはたまらない、ちょっとしたエリアかもしれません。



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縁側さんにいただいたとっておき

  • 2012.08.22 Wednesday
  • 17:28
縁側さんというこのブログやツイッターを通じてお友だちになった素敵な女性がいます。
彼女には、初対面の時からびっくりするくらいたくさんのツボのモノや、欲しいけどお小遣いが足らなくて(笑)
我慢していたモノなどをいただいていて、感謝感激が富士山くらいの高さまで降り積もっているのです。
「裏レモン糖」では、実はいただいたモノ全部を綴ることができていません。
特に、縁側さんには「裏レモン糖」を始める前からいただいているし、タイミングなどによって書くことができないでいました。
でもでも、またふいにうれしい可愛いものが詰まったお届けモノをくださったので、満を持してここに紹介することができるのです!(といいつついただいたのはもうずいぶん前なんですけどね)

届いた袋からしていつもかわいい。

縁側4  縁側16

レモン糖の日々にちなんで、レモン型の窓がかわいいフルーツパーラーレモンの箱!(こちらの箱は、
「オリーブ少女と呼ばれて展」で展示するマッチなどなどを入れさせていただきました!)

縁側  縁側20

こんなにかわいいものがたくさんつまっていました!

縁側2  縁側3

縁側さんが集めている風景印のおすそわけ。たくさんいただいたので、私も少しずつお返しできたらな☆と思っています。

縁側5  縁側17

まるで縁側さんがステッカーになったような、小鳥のシール!そして、小分けの袋はキティちゃん。

縁側15  縁側14 

ピュレグミ大好きなのですが、東京限定のレモン味グミ。そして、同じくカンロから出たお洒落なグミ(グミッツェル)

縁側6  縁側7

私がマッチ好きだから、積み木の「まっち」。マツコさんには「れもん」をいただいたことがあるのです!
そして、起上がり小法師。この表情(笑)和むわぁ。どちらのおみやげでしょう?とっても気になります。
ラヂウム玉子の包み紙も面白い。

縁側9  縁側8

バラが好きなのも知っていてくださって、木製のバラのマグネット
そして、スイッチを入れると光る(光が動く!)バラのバッジ!素敵〜!

縁側18  縁側19

縁側20 

畳のヘリを財布にしたという商品。こちらも、愛らしい。実は家用の財布がマリメッコのシンプルなものなのですが、
小銭がすごく取り出しにくくて困っていたのです、これからはこちらを使おう!

縁側13

そして、一番感激してしまったのはこちら!
上野にある「マドンナー」は入りたかったのに、主人に遠慮して入らなかったのですが、縁側さんがお店に行かれた時に
アップしていたマッチがすごく好み(モジリアニみたい!)で、入らなかったことをすごーく後悔していたのです。
それで、縁側さんはよく上野に行かれるようなイメージだったので、次行かれる時はぜひ私めのマッチも!と
マツコさんにお願いしたように禁を犯して(なぜならこういう頼み事は結構面倒だと思うので)お願いしてしまったのです。
そうしたら、なんということでしょう・・・採取したマッチをまるで、標本のようにして、くださったのです!
素敵☆素敵☆素敵☆真似したい!(←でも真似できない!)

縁側22  ←モジリアニの絵


いやはや、毎回何かしら驚かしてもらっています。みんなどうしてこんなにセンスがあるの?

すべての燐寸をこんなふうにして保存できたらなあ・・・何百とあるから難しいかナ・・・。

縁側さん、いつもありがとう 今度、このプラスチックの箱について詳しく教えてください!


*********

縁側さんがさっそく教えてくださいました!

1.ケースと用紙はザ・スタディルームで購入 (もしかしたらハンズやロフトにもあるかも?とのこと)
2.文字はテプラ

だそうです。この何手間もかかってのプレゼント、なかなか真似できませんがぜひとも真似したい、マッチ以外でも面白そう!
と思いました。

マッチの可愛い喫茶店

  • 2012.08.21 Tuesday
  • 13:17
ここのところ良く通る道なのに、それまで気づきませんでした。なぜって存在がさりげなさ過ぎるから。
私が絶対入店しようと決めたのは、「オーロラ」という名前から。

オーロラ16

どんな店内なのだろう?果たしてマッチは???期待いっぱいで入店。

オーロラ

オーロラ2

オーロラ3

オーロラ11

オーロラ12

オーロラ10

オーロラ6

オーロラ7

東郷青児の絵?と思って近づくとサインが違う。こういうのって初めて見ました。

オーロラ15

久しぶりにデザインの良いマッチに出合ってホクホクです。

オーロラ8

どうして「オーロラ」という名前にしたのですか?という質問に
「うーん、・・ほらオーロラってきれいでしょ?」と答えていただきました。

36年営業の「オーロラ」、マッチ好き&オーロラ好きにはたまらないデザインでした!


レモン糖度 オーロラのマッチ 90

P.S.余談ですが、新婚旅行へはオーロラを見るためにフィンランドへ行ったほどオーロラが好き。
だから、「オーロラ」なんていう名前の喫茶店には入店しないわけがないのです。


7時〜14時 日休


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伊勢神宮みやげ

  • 2012.08.20 Monday
  • 13:40
伊勢神宮へ夫婦ででかけました。

鳥羽市で遊んでから向かったので、到着したのは夕方18時くらい。
神社仏閣に夕方に行ってもいいのかな?と疑問でしたが、おみやげ物屋さん曰く「伊勢神宮は19時まで参拝できるから、
私たちなんかいつも19時近くに行ってるよ」とのことでしたので、一安心。
おみやげ物屋さんも19時まで、とのことでしたので、先におみやげを探しました。
まず目に飛び込んできたのが、「ペナント」。リアルペナントを久しぶりに見て感激!思わず2種類買いました。
個人的にはラメっている「鳥羽」の文字と海女さんが描かれたタイプがお気に入り。

伊勢土産5

伊勢土産6

レモン糖度 75



伊勢土産9       伊勢土産10

レモン糖度 67



そして、体が鈴!のこけしキーホルダー。

伊勢土産

レモン糖度 78



こけし爪切り!

伊勢土産4

レモン糖度 60



メタリックなアコヤガイ☆

伊勢土産2

レモン糖度 80



こちらは高価なので購入せず。

伊勢土産7

レモン糖度 65 以上すべて同じお土産物屋さん(榊原さん0596−22−3001)でした。


サブレ好きの鈴好きなので、迷わず買った鈴サブレ♪五十鈴茶屋

伊勢土産11  伊勢土産13

レモン糖度 66



鳥羽水族館にてクリオネと白鳥。これが意外とリーズナブル!

伊勢土産3  伊勢土産14

レモン糖度 64



鳥羽水族館近くのTOBAパールタウン内にて。真珠を買った方にプレゼントをしているというパール人形。
500円で売っていただけました。

伊勢土産8

レモン糖度 78


以上久しぶりの忘れ去られた?けれど、私にはいとおしいおみやげたちでした。(写真が雑ですみません)

赤い喫茶店〜喫茶ゆき〜

  • 2012.08.17 Friday
  • 14:14
この辺りに用事があるのでちょくちょく通っています。

少し時間があったので、周辺を散策してみようとグーグルの地図で喫茶店を探してみました。
すると、ふたつ喫茶店がありましたが、なんとなく「喫茶ゆき」の方が期待できるかもしれない・・
という勘が働いたので、喫茶ゆきへ向かいました。

近づくと、珈琲の良い香り。よかったー営業してる!


入店してみると、こぢんまりとしながらも、凝った内装。たくさんの人が個室感を味わえそう。





入り口の日よけが赤色なので、その赤が店内に映り込んでいてとっても幻想的。

喫茶ゆき9


自分と同じ名前というのも手伝ってすっかりとここが気に入ってしまいました。目の前が公園というのも、気持ちいい。


こんな辺鄙なところにこんな素敵な喫茶店が存在しているとは・・・
まだまだ世の中には素敵喫茶が隠れているのだなあというわくわくした気持ちと、どれだけあるのだろう?という
途方に暮れる気持ちと入り交じったような気分になりました。

マッチも可愛くて満足。

喫茶ゆき6

また、絶対来たい、そんな喫茶店でした。

創業33年
7時〜16時 日休

レモン糖度 84



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大阪万博のもみの木に会えるバロック喫茶

  • 2012.08.14 Tuesday
  • 15:26
「オリーブ少女と呼ばれて展」へ行こう!のつづき・・

大阪の十三駅周辺に行ってみたい喫茶店がいくつかあるけれど、それらはあいにくの日曜日休み。
それでも、manonさんのある西宮北口駅からすぐだし、十三駅を散策して帰ろうと思い、一人散策してきました。
事前に調べた(+調べていただいた)日曜休みの「喫茶なにわ」「喫茶淀」「外國船」の外観だけでも写真に・・・と
歩き回ったのですが、「外國船」は見つけられず、かわりに「ブラジル」と出合いました。


十三

その後は、本能の赴くままに歩いたのですが、普段だったらそれほど惹かれない、わりとあっさりとした外観の喫茶店が
目に留まり、営業している喫茶店にはとにかく入ろう、と思い立ち入ってみたのが運のツキ!
とってもとっても好きな喫茶店だったのです。ああ、この喫茶店に出合うために、今日は他の喫茶店が
お休みだったのかもしれない・・十三以外にも気になる喫茶店があったけれど、時間的に無理で断念していたので、
ほんとうにこの喫茶店に出合うためにすべては仕組まれていたのではないか?と思わずにはいられませんでした。

もみの木16

入店してすぐに目に飛び込んできたのは、私の好きな喫茶店の条件のひとつ、床が絨毯張り、ということ。

もみの木16

そして、カウンターの上に並べられたクラシックのレコードたち。マスターに「名曲喫茶ですか?」とうかがうと、
「バロック音楽が好きでバロック音楽と時々室内音楽を流しています」とのこと。
何を隠そう、私はバロック音楽が大好きで、一番好きな作曲家はバッハ。バロックといえばの楽器“リュート”を
音色に惹かれて習っていたほど。好きな音楽と美味しい珈琲が楽しめて、そしてこの内装・・・
私は興奮して呼吸が少し早くなってしまいました(笑)。

もみの木2

写真を撮ってもいいですかと伺うと、お客さんを外してくれればとおっしゃり、一人だけいらっしゃったお客様は、
写真撮るなら僕どきましょうか?と言ってくださった、もちろんそれはお礼を言ってそのままでいていただいて、
夢中でシャッターを切りました。

もみの木6

もみの木12

もみの木11

左奥にはチェンバロ!壁にも「第三の男」などでおなじみの楽器というツィターが飾られています。
昔は時々演奏会なども開かれたそうです。素敵!

もみの木9

もみの木10

1000年前!の楽譜だそう。

もみの木14

創業当時のマッチと現行マッチ、そして、お店の紹介が書かれたカードをくださいました。あまりに興奮して
店内をきょろきょろとしていて、いただいたカードを読んだのは、珈琲が運ばれてきて一息ついてからでした。
そのカードには、「大阪千里・EXPO'70のブリティッシュコロンビア館をカタチづくっていた“もみの木”の原木。
それが珈琲館「もみの木」の大きなカウンターとして、いまも年輪を刻んでいます。静かに流れるバロック音楽。
香り高い珈琲。そして、とっておきのくつろぎのひととき・・・。ここは、音楽と珈琲と自由な時間を愛する人たちが
集う憩いの空間、「もみの木」です。と書かれてありました。
えっ、あの立派なカウンターは大阪万博で使われた木なの?!

もみの木

もみの木3

もみの木8

もみの木13

もみの木7

もみの木16

内装、そしてバロック音楽、というだけでもうここは大好きだ!と思っていたところへ、あこがれの大阪万博で
活躍していた素材の一部に会える喫茶店なのね?!とその魅力の多さにすっかり参ってしまいました。

気になるのは、なぜ、このもみの木がこちらにあるのか?ということ。
マスターはかつてテーラーを営んでいたそうでとっても繁盛をしていらしたそう。テーラーはとても忙しく、
大好きな音楽を聴く時間もなかったとか。それで、好きな音楽を聴いて美味しい珈琲を飲みたい&飲んでもらいたい
という思いから、夢であった喫茶店を36歳のときに始めたのだそうです。
そしてテーラーのお客様に、このもみの木を手に入れることのできる方がいらっしゃって、縁があって
今はカウンターになっているそうなのです!

マスターとすっかりお話が盛り上がり、そろそろ帰ろうかな?と思った時に、遠くから来てくださったから、と
マスターご自慢の珈琲ゼリィをご馳走してくださいました。それが、とっても美味しくて。珈琲も美味しいし、
近くにあったら通いたい。そんな素敵な喫茶店でした。大阪の方ではとても有名な喫茶店のようですが、
私は何の前情報もなく出合ったので、感動もひとしお。まだまだこんな素敵な喫茶店がこの世には潜んでいて、
生きていて、外に出かければ、出合えるかもしれない、そう思うと、やっぱり体が許す限り、外へでかけよう!と
元気が湧いて来ました。大げさかもしれないけれど、私にとって喫茶店は生きる活力なんだわ!と改めて確信しました。
夢を叶えた人は、他人の夢を応援できる、そう感じた時間でもありました。


レモン糖度 96

大阪市淀川区十三東3丁目21−11
06−6301−4568
お昼過ぎ〜18時30分 月・火休(旅行に出かけるときは長期休)

一人暮らしの部屋には、バロック音楽がとっても良く似合った。実家に帰って来てからというもの、
リュートを弾くこともなければ、いくつか持っているバロック音楽のCDも全然聴いていなかった。
なんだか、一人だけのゆっくりとした時間を持つことが困難だったから。久しぶりに、好きな世界観に触れて、
一人バロック音楽に耳を傾けてみた。テレマンのオーボエを聴いてすごく癒されたのである。




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「オリーブ少女と呼ばれて」展へ行こう!

  • 2012.08.08 Wednesday
  • 21:45
8月2日からスタートした「オリーブ少女と呼ばれて」展に愛知県から日帰りで行ってきました。

主催の3人さんと合流して、「オリーブ少女と呼ばれて」展の前に3人のおススメスポットを案内していただきました!

新大阪駅でKBKさんと待ち合わせ。

阪急一日乗車券(1200円)を購入し、目的地の「新開地駅」を目指します。途中「十三駅」からてまねき羊さんが合流し、
新開地駅でchiaさんと合流して4人で散策開始!

まずは、ずっと行ってみたかった「純喫茶 ニッポン」に連れて行っていただきました。
90年代前半に私はオリーブ片手に新開地の「エデン」には来たことがあったけれど、臆病ものだったので周辺を
散策することは当時しませんでした。「純喫茶 ニッポン」はその「エデン」の割と近くの路地を入ったところにあるのです。
神戸に住む知り合いがこの「純喫茶 ニッポン」の看板の画像をアップしていたのを数年前に見て、
ものすごく行ってみたいと思ったのがきっかけ。その看板がこちら。

ニッポン4


ニッポン5 ニッポン3

外観だけで、もう満足してしまう、そんな喫茶店。
ミックスジュースもおいしくて、マッチもかわいい。ちょうどオリンピックなので、このマッチ、タイムリーだわ!

神戸18

続いてはKBKさんてまねき羊さんがおススメする"かわいいパッケージ”のお店へ。

新開地7

こちらのパン屋「大和家」さんは、愛知県豊橋市にある「ボン千賀」さんのパッケージのようにのんびりとした可愛いデザイン。
この日はてまねき羊さんおすすめのパッケージのパンは売っていませんでしたが、「白あんパン」を購入。

神戸20

そしてお隣の「福進堂総本店」さんでは、KBKさん曰く「アラ!」風のパッケージが好みで・・・という「パリ」「ポリ」を、購入。
KBKさんが可愛いと思うお菓子は私も可愛いと思う、そう確信を持ちました。



駅をはさんで反対側にある、てまねき羊さんKBKさんおススメの喫茶店へ連れて行っていただきました。


食事や珈琲が美味しいという「茶房 小町」。看板の書体がイイ。店内には切り絵が飾られていますが、
中でもこのネコの切り絵の愛らしいこと!カウンターの中の調理スペースだけ夜の雰囲気でお洒落でした。




不思議だったのが途中で「ピンポンピンポン」と玄関のチャイムのような?クイズの正解の音のようなものがずっと鳴って
いたところ。ママさんが独り言のように、「激しく鳴っております」と言っていたのがおかしくて、笑ってしまいました。
あれはなんだったのでしょう?

つづいては、以前てまねき羊さんが写真をアップしていて、ぜひとも行きたいと思った「喫茶 スワン」。
店主さまの都合でこの日はすでに閉店していたのですが、電気が点いていたので思い切って声をかけさせていただき、
中の写真だけを撮らせていただきました。

スワン

スワンにちなんだ白鳥の置物が飾ってあったり、カウンター横のアールの線、東郷青児の絵、照明・・・
清潔感もあって、とっても素敵な喫茶店でした。この喫茶店に入るためにまた新開地駅に来たいと思ったほど。

「喫茶 スワン」と「茶房 小町」の間くらいにある不思議な建物「ミナエン商店街」。

ニッポン7

光線

入口すぐには映画館があって、銀座のシネパトスの雰囲気にとっても良く似ています。少しドキドキしながら中に入りました。

光線2

まさかこの奥に素敵喫茶があるなんて、全く想像もつきません。

この建物をつきあたりまで行くと「喫茶 光線」がありました。

光線6

「光線」・・・名古屋のテレビ塔から以前は夜に光線が放たれて街を彩っていました。
光線というと、なんというか80年代の夜の憧れというイメージが浮かびます。なぜ、「光線」という名前にしたのか
聞けばよかったなと思い、普段ならそのままにしてしまいますが、本当に気になったので電話をして聞いてみました。
すると、特に意味はないそう。「言葉の持つ雰囲気ですか?」と尋ねると「そうです」っておっしゃってました。
なるほど、それで「光線」を選ぶとはなんか、すごくかっこいいな。店内は照明がオレンジで絨毯がグリーン。
まるでネオンみたいな配色。そして看板のスピード感のあるデザイン。マッチのデザインも好み。
このビルではミステリアスな事件もあったとかで、そんなことも付加価値に感じてしまう、そんな怪しい建物でした。

新開地4

振り返ってみると、なんと公園の下が先ほど歩いてきた商店街だったのです!(行ってみてのお楽しみ)

新開地5

新開地には他にも気になる喫茶店がありましたが、それはまたの機会に絶対!


新開地3

私たちは、神戸に行ったらSATOVINYLさんと壱番舘さんに行きたいという、私のリクエストにより、「西元町駅」で降り、


元町駅方面へ歩き五丁目にあるSATOVINYLさんに向かいます。道中には気になる建物や喫茶店も多数。




神戸8

ドイツから輸入しているという雑貨屋さん「Der Kleine Laden」でおみやげを買いました。



以前レモンと実験かおりさんにいただいたかわいいペーパーも発見!
神戸って商店街でもやっぱり異国情緒を感じてしまうわぁ。

薔薇の型押しがかわいいコースター

神戸27

ネコと傘という大好きなモチーフのチャーム。後ろ姿もかわいいの。

神戸25  神戸26

喫茶MARUO」でみんながおススメするまるごとりんごを使ったアップルパイ「ナポレオン」を購入。

神戸21  神戸33

残念ながら日曜日はSATOVINYLさんはお休み。(HPでは水休のようです)

神戸2

でも壱番舘は営業されていました。

神戸9

送料を考えると、せっかくお店に来たのだし!とプラスチックの赤のりんごも購入。

神戸31

セールになっていた缶のかわいいゼリィ。

神戸29

一粒売りのチョコレート。

神戸32

HPで気になっていた星型のケースのかわいいチョコレートも購入。

神戸30

1枚50円で購入できる組み立てるとりんごやいちごになる包装紙を購入。

神戸36  神戸35

数々のおみやげを購入していざmanonさんへ!

三宮駅」から電車で10分くらいで「西宮北口駅」に到着。駅からあるいて3分くらいのところの一見見過ごしてしまいそうな
白いビルの2階にmanonさんはありました。扉をあけると、可愛いものがいっぱいの雑貨屋さん。
入って右側のスペースに「オリーブ少女と呼ばれて展」が開催されていました。

神戸17

想像以上に凝った展示。いろんな人の思いやアイデアが詰まっていて、素晴らしい。
私がオリーブを読んでいた時期は93年以降。展示内容は80年代後半から90年代前半がメインという印象を受けました。
だから私にはとっても新鮮に映るのです。きっと訪れた人それぞれ違った印象を持つんだろうなあと思います。
展示スペースは大盛況。この日は舞い上がって写真を撮るのに必死でしたので、できることならもう一度行って
じっくりと読んだり見たりしたい(笑)あんまり写真を載せてしまうと、これから行く人の楽しみを奪うことになるので、
少しだけアップしますね。

神戸10

なんと、この紙コップでできた髪飾りを試着して写真撮影をすると、まるでオリーブの表紙のような写真ができあがる!
という楽しい企画も☆もちろん私もこの素晴らしい髪飾りを制作したてまねき羊さんと一緒に撮影しました!楽しかった!!!


懐かしのオリーブを読める&買えるのもうれしいし、展示が細部まで凝っているので、じっくり堪能できます。
きっと何かしら懐かしい気持ちを思い出させてくれるアイテムがあると思います!


神戸16  神戸12

今回の「オリーブ少女と呼ばれて」展の思い出に購入したおみやげ。
HIKEさんのお菓子とてまねき羊さんお手製のミニミニ紙袋!そして、DMの文字なしバージョン!

神戸28


10時半に待ち合わせをしてmanonに着いたのが14時半くらい。

例えばこんなコースで神戸を堪能してみてはいかがでしょう?

まとめ↓

新開地駅:純喫茶ニッポン→大和家(パン)→福進堂総本店(和菓子屋)→茶房小町(ランチ)→喫茶スワン→喫茶光線
西元町駅:「Der Kleine Laden」(ドイツ輸入雑貨)→SATOVINYL→喫茶MARUO→壱番舘
西宮北口駅:manon

愛知から日帰りで十分楽しめました!

レモン糖度 100!



追伸

さすが「おかんアート」名付け親の地、おかん作のこんなかわいいおみやげ買いました!

神戸24

喫茶 スワン

  • 2012.08.08 Wednesday
  • 21:18
スワン

スワン2

スワン3

スワン4

スワン5

スワン6

スワン7

スワン9

スワン8

スワン10

スワン11

スワン12

スワン13


レモン糖度 88

日曜営業  078-575-3429

「オリーブ少女と呼ばれて」展へ行こう!参照


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喫茶 光線

  • 2012.08.08 Wednesday
  • 20:42
光線6

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神戸34



レモン糖度 78

8時〜20時 水休

「オリーブ少女と呼ばれて」展へ行こう!参照


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