忘れていた場所に、東京を離れてからわざわざ 訪れる。住んでいる時に行っとけばよかったのに。
今回の旅は、今年建て替えが予定されているホテルオークラと、数年後に移設されてしまう築地をメインに計画を立てた。
家族がいるのでゆとりを持った計画だが、途中で「そういえばあそこも行ってみたい」と思い出したりして
結局けっこう充実した2日間を過ごすことができた。
以下訪れたところで印象に残ったところを一部抜粋してメモ(初めて訪れたところや何度も訪れたところなどいろいろ)。
網兼(残念ながらお休み)→愛養→センリ軒→レストラン東洋→栄太樓→タロー書房→マコ→草月会館→ホテルオークラ
ホテルオークラ→ワンモア→談話室しみず→ダンテ→こけし屋→プロティア→坂本屋→糸切りだんご→東郷青児美術館→新宿の目→純喫茶楽屋→東京タワー→そば屋→ミルキーウェイ
「愛養」はなるほど、味も接客も良くて通いたくなる気持ちがわかる。築地の人は観光客に優しくてホッ。
何度訪れてもご縁がなく、一度も味わえず。
「レストラン東洋」。一階のインテリアがレトロで素敵。日本橋なのに価格もリーズナブルで、
もっと早く来ていればなあと思った。
たまたま目に入った「栄太樓」にふらりと入ると、デザインの気になる缶が。味もおいしくて、
全種類の入った箱入りも買えばよかったなあとちょっとだけ後悔。
「タロー書房」こちらがコレド室町に入る前に訪れたかった。岡本太郎デザインの看板を見たかったから。
コレドに入っても看板は見られるようにされてあるはず。。と期待して行ったのだが、私の見たかった看板はなかった。
わが町のバスもデザインされた水戸岡さんデザインのブックカバーと袋としおりを記念に。
朝早すぎて開いてなかった「マコ」へふたたび。嵐の大野君と二宮君が来たことがあるらしく、
嵐ファンの聖地になっているとママさんが教えてくださった。千鳥が淵の桜は日本一だとか
短い滞在ながら沢山お話をすることができた。
友達のナナエさんが見せてくれた写真に一目惚れをして「草月会館」に訪れた。この白い椅子が見たかった。
それと、撮影禁止のイサムノグチの彫刻を、“体験”するように堪能できる(しかも無料で)のはとっても貴重だと思う。
以前訪れたイサムノグチ庭園美術館は予約制だったし、「草月会館」はかなりお気に入りの場所となった。
ホテルオークラのフレンチトーストはなんと予約でいっぱいとフロントで言われてしまったのだが、
朝一番でオーキッドルームに行き、席があれば食べられるとベルボーイさんに教えていただき実行すると、
見事食べることができた。このあと、ワンモアにもフレンチトーストを食べに行ったのだが、
開店時間前から行列でなんと30分待ち。雑誌の効果って恐ろしい。忙しくて大変なはずなのに、
店主はニコニコ接客も優しい。それにくらべて・・・ごにょごにょごにょ。。
どちらも私にとっては同じくらい美味しかった・・値段は全然違うけど。
でも、やっぱり美味しくても意匠の中で食べられても、接客の良い方を私は選んでしまうなあ。
家族が「坂本屋」のカツ丼を食べたいと言うので(こちらも40分くらい並んだ)、私は家族が並んでいる間
束の間の喫茶巡り。談話室しみずのマッチがかわいかったな。
ここで、吉祥寺の「糸切りだんご」のことを思い出す。吉祥寺に住んでいながらなんとなーくそのままに
し続けていたので、まだ営業しているのかどうかもわからないまま向かった。そこでの時間は本当に奇妙で、
一度でも行けて良かった。
「東郷青児美術館」は、昔行く予定だったところ家族の機嫌が悪くなってしまい断念したまま行けてなかったので
今回向かったのだが、家族を待たせて自分だけだったのでミュージアムショップのみを覗く。
思っていた以上にポストカードがあり、全種類欲しいくらいだったが、厳選して他のグッズも買い求めた。
それで、今年の自分への誕生日プレゼントはこれに決めた。
憧れの「新宿の目」もひっきりなしに人が通る道なのだが、天使の通る瞬間があり、無人の写真を撮ることができた。
そして、念願の「純喫茶楽屋」へ。いつもはママさんらしいのだがこの日は用事があり大ママさんがきりもり。
これはとてもついていて、生粋の江戸弁を久しぶりに堪能できたのだ(新橋のファースト以来かな)。
落語好きの家族も大喜びで、自分の行きたい場所が家族も喜ぶ場所であるとうれしい。
「東京タワー」とはいえ、めざすは「イトーズギフトショップ」のみ。
30分だけの滞在でまたかわいらしいいろいろを破格で持ち帰る。ああ楽しい。
「ミルキーウェイ」。以前訪れた際は満員だったので断念したのだが、ポイントカードを集めに通えばよかった!
(なんと池袋のサンシャインで働いていたことアリなのに!)と思うほど気に入ってしまった。
とまあ、住んでる時に行っておけばよかったものの、なところばかり。それでも車で東京観光をすると、
懐かしい場所ばかりで、数年でも東京で暮らせたことは私にとって人生の宝物だなと思った。
レモン糖度 90