レモン糖の日々は、私がときめいたことを綴るという至極シンプルな動機で始めました。
だから、誰かにおすすめする口調も変なのですが、世界でたった一人が好きなことって絶対にないと思っています、必ずだれか1人以上は共感してくれる人がいるものですよね。
(私の場合はきっとその人数が多くはなさそうですけど。)だから時々おすすめしてるみたいな口調になっています。。
福井県敦賀市にある五幡海水浴場へ夏の初めに行きました。その時は敦賀で一泊をしてヨーロッパ軒でパリ丼を楽しんだのと、看板のない地元の人のための喫茶店に1軒入ることができたのみ。行きたかった喫茶店へは全然行けませんでした。
五幡海水浴場をいたく気に入った家族が夏の終わりに日帰りでまた行きたいと突然言い出し、再び向かったのです。そしてまた唐突に、「帰りに彦根に寄ってみる?」と言われて・・・初めて彦根に行ってきました。
カメラも持たず、しかもノーメイクで。。
家族の提案はいつも前日か当日なので、私は「えっ」という感じなのですが、予期せぬ出会いがあるから結果的には良しとしています。
彦根といえば、ローカル番組で紹介されているのを見て実物を見てみたかった「バルブ最中」を買いに「風月堂」へ。そしたら「風月堂」のある数十メートルの銀座商店街が私にはときめき商店街だったのです!
16時半に到着して17時半までしか時間がなかったので不完全燃焼極まりないのですが・・
いくつも気になる喫茶店があったけれど、まず「紅屋」へ。
煉瓦の壁と赤いベルベットの椅子、天井にはステンドグラス風の照明。正統派のクラシックな喫茶店ですごく落ち着きます。閉店間際でもコーヒーを豆から挽いて淹れてくださいました。
次に向かったのは商店街から一本入ったところにある「らんぶる」。地図にはすぐに出てこなかったので、見つけた時のときめきは相当なもの。そういえば「らんぶる」ってどういう意味だっけ?。。
店主に伺うと「フランス語で琥珀色っていう意味があるみたいだね」と教えてくださいました。
常連さんとお話し中だったのでお店のことをあれこれ伺えませんでしたが、渋いマスターのいらっしゃる忘れがたい喫茶店となりました。
商店街から脇道を見ると奥に看板が。
壁から浮き出た店名スタイル、好きです。
カウンターがメイン、奥にテーブルが二つのみというこぢんまりとした店内。
らんぶるの看板をブローチにしませんか?
そしてそして「甘党の店 フルカワ」へ。たたずまいがたまりません。
「ひとつだけでもいいですか?」と伺うと、「半分って言われちゃうと困るけどひとつならもちろんいいわよ!」と気のいいママさん。大好物の大判焼きを買いました。
途中気になる本屋さんや帽子屋さん、看板がイカす「トラヤ」さんを横目に(とにかく時間がないので)、風月堂へ。バルブ最中だけを買うつもりが、「パーラー風月」の看板に、階段を上らずにはいられませんでした。
どこかの学校指定の麦わら帽子が愛らしくて・・・!買い求めたかったです。
夏はお休みしているという、一から焼く「ホットケーキ」や、夏でも出してもらえるあたたかい「ぜんざい」、
食品サンプルにあった「風月サンデー」などなど豊富なメニューの中から「風月プリン」を選びました。
硬すぎず柔らか過ぎず、滑らかな食感で甘さもちょうど良くっておいしかった〜。
「みーとスパゲティ」の文字がかわいい。富士山の絵と天井の形がリンクしてる。
三つ並んだ照明がかわいい(同じく滋賀の喫茶カヌーもそうでした)。
ショーケース下の珈琲ミルとサイフォンの切り抜き風照明にも惹かれます。
風月堂 滋賀県彦根市銀座町5−7
お向かいの「フレーバー」が気になりつつ、家族の「肉欲」を満たすべく「スイス」へ。
八王子の珈琲フランクの照明と同じ照明(色違いかな?)がかわいい。
食べかけではありません。この状態で出てきました。見た目はアレですが、塩コショウとお肉の味が強くておいしい〜!
スイス丼
行列のできる人気店とは知らず、運よく並ばずにすぐに座れたのは奇跡で、すぐに行列ができていました。
びっくりするくらい安いのに、めちゃくちゃ美味しいハンバーグ!
先日静岡の「さわやか」にハンバーグを食べに行ったばかりなのですが、どちらも甲乙つけがたいほど気に入っていました。素敵な箸袋とかわいいマッチもいただいて。
スイス 滋賀県彦根市中薮町598−2
他にも、地図で気になった喫茶店もあるし、私はまたすぐにでも彦根に行きたいのですよ。
レモン糖度 90
いまトピに「珈琲駅行の切符(マッチ)」を掲載しました。マッチ好きは必見です。